先日コンビニのトイレで順番待ちをしており、私の後ろに着いていたおばさんが、私に「今入っている人遅いわね」などと話しかけて来て、トイレが空いた瞬間に素早い動きで私の順番を抜かし、先に入って行ってしまいました。度肝を抜いたのと同時に、これまで受けたことの無い屈辱を受けましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?(ちなみにパンツはギリセーフでした)
本日紹介する映画は・・・・たまには高齢者介護施設っぽく、年配の方が主人公の映画を題材にしようかな、っと思い記憶を呼び覚ましていたら、ありましたよ至高の一本が。
「ストレイト・ストーリー」
一時期デビット・リンチ監督にはまっていた時期がありまして、デビット・リンチの関連作を片っ端から観まくっていましたが、そんな時に新作で観たのが本作。
知っている人は知っていると思いますが、「ツインピークス」「エレファントマン」「マルホランド・ドライブ」等の監督さんですね。
クセもアクも強い作品が多く、昔はカルトの帝王と呼ばれていたりしました。
そんな監督なので本作を鑑賞する前は(実は期待する映画は、全く事前情報無しで観るのがこだわりです)、それ相当に気合と言いますか覚悟と言いますか期待するわけですよ。
あの監督さんだから、意味のわからん狂った世界を見せてくれるんだろうなぁ、と。
で、本作を観始めてビックリなのが・・・・・・普通にまともな映画でした。
良い意味で期待を裏切られました。
かなり拍子抜けしましたよ。と言うか本当にデビット・リンチかコレ?
あらすじはおじいちゃんが芝刈り機に乗って病気の兄弟にわぁ〜って会いにいくロードムービーです。
話が単純明快で家族で観ても楽しめるし、登場人物はみんないい人ばかりで心が洗われます。
実話を基にしたらしいのですが、おじいちゃん元気ありすぎです。
ほんのり心が温かくなり癒される映画で、何も考えたく無い時にノンビリと鑑賞がオススメです。
余談ですが、先月監督がツインピークスの続編をほのめかす、ツイートがちょっとだけ話題になりましたが、個人的には原作に基づいて「砂の惑星」の続編を3部作ぐらいで観たいのですが・・・・絶対に無理ですね。
ちょっとマニアックな話になりましたが、今回紹介した映画はそんなマニアックな内容ではなく普遍的に誰でも楽しめる内容です。
それではみなさん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。