今日は3月3日桃の節句『お雛祭り』です。

ここ石川県の地方ではお雛祭りを4月3日に祝う風習もあったそうですが、今では全国共通で3月3日にお祝いされていますね。
さて、この地方のお雛祭りの伝統「幻の駄菓子」をご存知でしょうか?

鯛や蛤といった海産物「筍」「松茸」「果物」それに「水鳥」などの縁起の良いものを型取った砂糖菓子。
材料は砂糖と水のみ。その昔ポルトガルから渡ってきた金平糖がルーツ。加賀藩の前田のお殿様の頃に伝わった伝統的なお菓子。
なんと今ではこの金花糖を作る職人さんは東京、富山、金沢に数人しかいないそうです。なので「幻の駄菓子」と呼ばれるようになったのですね。実は売られているのを先日見かけたのですが、とても高価だったのも頷けました。
昔昔の子供時代はどこの家にでも飾ってあって、真っ赤に色付けられた鯛の金花糖、甘くてかたくてそんなに食べられなくて母が割って料理の砂糖として使っていたのを思い出しました。

菱餅やひなあられと共に雛壇に飾って楽しまれていた伝統のお菓子、機会があったら実物をぜひ見て(味わって)ください。