先週、キラッと篤寿苑・グループホームキラッと篤寿苑で美川消防署にご指導いただきながら火災避難訓練を行いました。
繰り返し訓練することで、まさかの時に的確に動けるようにと実施しています。
今回も訓練は無事終了し、消防署の方からは夜間等の人出が少ない時に大人数をどうやったら無事に避難できるかが課題、とにかく建物は頑丈なので、扉を閉めて煙から身を守ってとのお話を頂きました。
ちょうど、訓練後の勉強会では今回、この煙体験を企画していました!
実際、火事になったらどれくらいの煙の中を避難しなければならないのかを体験します!
消防さんがスモークマシーンを使って、会議室内に煙を充満させてくれました。
あっという間に煙で視界が悪くなります。
マシーンの煙は白いですが、火災現場は真っ黒の煙。マシーンの煙はこの日はバニラの香りでしたが、実際の黒い煙は吸い込んだら死にますと(怖)
3人ずつ順番に室内に入って障害物(段ボールや寝台)をよけて室外へ避難する動きを体験しましたが、まったく何も見えません。
そろり、そろりと手探りでタオルで鼻、口を押え姿勢を低くして進みたいところですが、何も見えない怖さと吸い込む煙でパニック!!
見ていた防火管理者が「みんな、ゾンビみたい」と・・・
確かに・・・うっすら映る人影・・・
そのうち廊下も漏れ出た煙で真っ白になってきました。
煙の広がるスピードの速さに驚き、正直、車椅子がほとんどの入居者様と避難できるか不安になりました。
見えない中むやみに動くより、スプリンクラーもついているし、消防署も近いから、とにかくドアを閉めて煙を遮断した室内からベランダに出て救助を待つのが賢明だと実感しました。
貴重な体験ができて真剣に避難について勉強できました。
美川消防署の皆様、ご指導をありがとうございました。