8月24日に金沢市農業センターを会場に、『平成30年度 老人施設栄養士・調理員研修』が石川県社会福祉協議会 福祉総合研修センター主催で開催されました。
老人研修科目等検討部会の委員をさせていただいているので今回、お勉強に行ってまいりました。
普段は畑違いの分野なので研修に出ることなどないのですごく新鮮な気持ちで出かけました。
午前中は調理実習です。特別養護老人ホーム松寿園の施設長で石川県福祉栄養士協議会会長、石川県栄養士会副会長の水野洋子施設長と松寿園の栄養スタッフを講師に「おいしく食べやすい介護職」の実習スタート!
メニューは「やわらかエビマヨ」「茄子のゴマ豆腐」「さつまいもとりんごのポタージュ」「オム・ライスポリッジ(ポリッジってお粥のことらしいです)」「蓮根ティラミス」の5品。
加賀野菜の茄子とさつまいも、蓮根を使用した栄養満点の介護食に期待値MAX!
皆さん、日頃の業務に鍛えられているから手際の良さに驚きました。
初対面のグループ編成の中でも、あっという間に業務分担ができてちゃーーっと皆さん動いているのに感動♡
毎日毎食、時間と闘いながら美味しい食事を安全に提供するって、大変なお仕事です!
そして、出来上がったのが・・・
美味しそーー♡
ムース食より食感があるけど、なめらかでしっかり味が付いていてとても楽しく食べられます。
オムライスの卵もゆるめの卵とじを活用してあるのでとろーーっとしています。
茄子のゴマ豆腐は、ゴマの香りが効いていて茄子とはわからないし、変わり種は蓮根ティラミスでしたが、クリームチーズとココア、コーヒーの味がしっかり引き立ってました。
栄養価満点でしっかりカロリーもとれるし素晴らしい!!
みんなでワイワイ意見交換しながらの素敵な試食会でした。
午後からは水野施設長さんの「最後まで口からおいしく食べる取り組み」の講義と公立能登総合病院 歯科口腔外科 部長 長谷剛志先生の「高齢者の食事場面から見つける「食支援」のヒント!~「い~とみる」の活用と具体的取り組み~」の講義を受講しました。
講義は、栄養士・調理員だけでなく多職種で学ぶ、取り組むことの重要性を感じ、とても為になりました。
「い~とみる」いーとをみるって平たく言えば食べるを観察するってことなんですが、食事観察サポートソフトの名称で、この開発に携わっておられる先生方の取り組みにも感嘆。
たくさんの刺激を受けた一日となりました。
食べるってとーーっても大事ですよね!皆様もしっかり食べて元気にいきましょーー!