あれ?職員さんが頭を抱えてますが、何か深刻な悩みでも?
もちろん悩んで隠れているのではなく、先週、キラッと篤寿苑で「地震・津波想定の防災訓練」を行った時の一コマです。
ぐらっと地震が来たら、何をさておいても頭を守って机の下へ!揺れが収まったら安否確認、建物の損傷確認開始です!
津波警報発令を知らせる放送が鳴り、今度は2階のショートステイ利用者10名に3階へ避難して頂く訓練です。3階4階の職員も応援に駆けつけて10名の方を非常階段で3階へお連れします。
写真がぶれているのは、必死で避難する動きを追っての撮影だったから。車椅子の利用者さんを階段で避難して頂くのは至難の業!怖くないように、でも素早くとなると3~4人の職員で車椅子を担ぐのが良いのですが階段幅がそうなるとギリギリだということも今回実感、やってみてわかることがいっぱいでした。
今回は職員さんにも高齢者疑似体験キットを着用して高齢者の身になった入居者役を体験してもらいました。
視野が狭まると怖さも倍増、足も腰も重くて思うようには動けないことを実感!
無事、避難完了しましたが、職員の感想は「これが4階までの避難だったらと思うと…厳しい」と息を切らして言ってました。
美川に想定される津波は白山市危機管理課によると、2階にいればまず大丈夫とのこと。手取川の堤防決壊はもっと高さが必要ですが氾濫した水がくるまでに5~7時間の時間があるそうですので、その間にみんなで安全な場所へ移ることができます。
今回はまさかのまさかに備えて3階へ避難する訓練でしたが、今後は手取川氾濫時の避難シュミレーション等、有事に備えて準備していきたいと思います。
良い経験となった訓練でした。