先日温泉に行った際に、持参したバスタオルで身体を拭こうとロッカーから取り出したら、枕カバーでしたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
(隣で体拭いていた中学生位の子供から、ジロジロ不思議そうに見られましたが、何がおかしいの?これはこういうバスタオル!的な開き直りから、逆に見られている私がツボにはまり吹き出しそうになりました。)
すっかりナリを潜め、忘れ去られた「今日は何の日」と並ぶ補欠コーナーとしてスタートしたはずが、内容はともかくちゃっかり回数だけは重ねている本コーナー。
当初いつまでネタが続くのか不安しかなかったのですが・・・
紹介する映画のネタじゃなくて、本コーナー出だしのくだらない近況報告の事ですよ。この記事書くたびいつも思うのですが、毎度毎度なんだかんだでバカバカしい失敗が多いなと、反省している次第です。
そんなこんなで今回紹介する映画は・・・
「山の郵便配達」(中国1999年)
フォ・ジェンチー監督の代表作です。
よく知らない俳優さんばかり出ているのですが、映画としては名作の部類に入ると思っています。
あらすじは1980年代の中国の山岳地方が舞台で、膝を患って引退することになった、郵便配達員の父の後を継ぐべく、山岳地帯を徒歩で2泊3日かけて、親子2人と愛犬1匹で郵便配達の旅にわ〜っと出るロードムービーです。
父親にとっては最後の仕事、息子にとっては最初の仕事として描かれ、手紙をただ作業として配達するのでは無いことや、仕事の責務等、後を継ぐ息子に大事な事を教えていくストーリーです。
自然の美しさをテーマにしているわけではありませんが、息を飲む程の美しい景色が多数収められており、これを観るだけでも十分価値があります。
また次男坊なる愛犬の立ち位置も素晴らしく、どのシーケンスをとっても一切無駄がない素晴らしい映画です。
親子の関係や、誠実に仕事に取り組む姿勢等、色々と考えさせられる映画でもあり、実は今回紹介して初めて気が付いたのですが、その後の自分の人生に多かれ少なかれ影響を与えていた映画でした。(誰も観ていない無駄なコーナーですが、自己啓発?できてよかったです)
この他にもこの監督さんの「故郷(ふるさと)の香り」もオススメです。
香川照之さんも熱演を披露しています。
この監督さんは全体的にハズレの作品が少ない監督ですね。
それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。